結婚式や宴会を請け負う会社で、イベントを主催されたい個人のお客様や企業相手に、様々なプランを提案する営業職だったEさん。
接客以外の時間に、週末のイベント会場の設営や、見積もり、サービス関係の勉強などをしていました。
忙しくはあるけれど、毎週オリジナリティあふれる新しいイベントを経験できたり、人に感謝されるやりがいのある仕事だと、仕事に励む毎日だったEさん。
どういった理由で転職を決意されたのでしょうか。
充実している仕事、打ち込むあまり私生活に支障が出て・・。
仕事はやりがいもあり、充実していました。
しかし、毎週土日は必ず出社、平日勤務の友人や恋人とは思うように予定が合わず、当時つきあっていた彼から、浮気をうたがわれたり、友人ともコミュニケーションがとれにくくなって友人と不仲になってしまったり、人間関係でだいぶ傷ついたことがありました。
冠婚葬祭のときはかろうじて休みがとれましたが、土日に休むと社内の風当りも心なしかきつくなりました。
ぎくしゃくした人間関係に加えて、長すぎる勤務時間から体調も悪くなり始め、徐々にですが神経質にもなり、心を落ち着ける時間がなくなっていきました。
土日には担当のイベントがあるため、熱があろうがどんなに体調がわるくても、代わりの人がいないので休むわけにいきませんでした。
社員同士の協力や分業ができず、ここで長く働くのは難しいと感じて、思い切って転職を決意しました。
転職サイトで自分の希望を見つける
転職サイトなどを見て、自分の希望を入力して探しました。
自分の希望に近いものを、情報誌などでさがすよりも早くみつけることができたのではないかと思います。
転職先は車の販売会社、受付事務として働き始めました。
お客様に見積もりを作成したり、販売車の外装内装を紹介したり、小口現金を管理したり、自分自身も楽しくお車をえらぶお手伝いをさせていただきました。
時間も定時に上がる仕事になったため、時間が有効に使えるようになりました。
体をやすめたり、自分のために時間をつかえるようになり、仕事だけに縛られることがなくなりました。
趣味をはじめることができ、おかげさまで彼氏や友人との関係も良好になりました。
イベント企画時につちかった営業でのコミュニケーションや、サービス業でつちかったサービスの技術が、同僚にもお客様とのあいだでも、転職後の人間関係に生かすことができたのが自分にとってはうれしい予想外の出来事でした。
また、体調管理もきちんとできるようになったおかげで、趣味をはじめるなど、仕事と休みの切り替えも上手にできるようになりました。
趣味が楽しくなってきたことで、より仕事に丁寧に打ち込めるようになったとおもいます。
プライベートが充実したことで仕事にも打ち込める
悩んでいたら、新しい一歩を踏み出してみたらいいのではないかと思います。
所属している会社の規律や環境が、自分に合っているかどうかは、他の会社を知ることで知ることができるのではないでしょうか。
転職活動で他の会社での業務内容や環境を知ることで、今置かれている自分が恵まれていると知ることになるかもしれません。
また、今までの経験のどの部分が、自分にとっての強みになるのか、今一度みつめなおして、自分に自信をもつことがとても大切だと感じます。
ぜひ、自分の職歴や技術に自信をもって、希望の職種をさがす勇気の一歩を踏み出して欲しいです。